7月11日(土)、子ども全国ネット4周年ネットワークミーティング「関東の汚染を考える〜地方政治を動かす
お母さんたち〜」を開催しました。
昨年に引き続き「関東の汚染」を取りあげたのは、オリンピックを控え、ますます隠されていく首都圏の汚染と、汚染された地域の在住者数が多い関東で声をあげる意義を考えたからです。サブテーマの「地方政治を動かす
お母さんたち」は、原発事故から4年たった今も各地域で、行政や議会に働きかけながら、被ばくを減らし子どもたちを守るための対応を引き出している団体や母親たちの行動をいくつも聞いていたことから、そこに焦点をあててみました。
冒頭のあいさつで、子ども全国ネット伊藤が話したのは、前日の復興庁の発表のこと。「OurPlanetTVの白石さんが、『支援法の死亡宣告書が出された』と昨日書かれていましたが、なんというタイミングの今日でしょう」と。復興庁は「避難する状況にはない」と、居住も、避難も、帰還もどの選択をしても支援する、という支援法の理念を葬る発表をしたのです。「年間20ミリシーベルトを基準にした帰還は許されない。『1ミリシーベルトの約束』について継続して取り組んでいく」と決意を述べました。
その後、10人の方に話題提供していただきました。中でも、集まっていただいた1都6県の皆さんの報告には、自治体に向けて取り組むべきことに関するヒントがたくさんありました。また、基本は、“人”対“人”であるということを、行政担当者に対しても、議員に対しても大事にしているという点が皆さん共通していることでした。そうした信頼関係の上に、ゆっくりでも着実に1つずつ築きながら、対応を引き出している報告が多かったです。
詳細は、また後日アップしたいと思います。
話題提供してくださった皆さん、参加してくださった皆さん、ありがとうございました。来年は、5周年。7月10日(日)に都内で開催を予定したいと思います。
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