https://www.minpo.jp/news/detail/2015071524074
相馬双葉漁協の今年のシラス漁の試験操業が14日、始まり、相馬市の松川浦漁港などに水揚げされた。シラス漁の試験操業は3年目。過去2年は8月からだったが、今年は東日本大震災前と同様、7月の開始となった。
松川浦、新地町の釣師浜、南相馬市鹿島区の真野川の各漁港から23隻が出港し、相双地区の沿岸域で操業した。初日は3~5センチ程度に育ったシラス約5.3トンを水揚げした。
震災前のシラス漁は7月下旬ごろに始まった。試験操業では東京電力福島第一原発事故に伴う汚染水流出トラブルなどの影響で開始時期が8月にずれ込んでいた。
ゆでて乾燥させた加工品は放射性物質サンプル検査を経て15日以降、県内外に出荷される。漁は、魚の大きさや漁獲量などを見据え、10月ごろまで週2回程度、実施する。
佐藤弘行組合長は「昨年以上の漁を見込んでいる。早い時期から市場に流通させ、風評払拭(ふっしょく)につなげたい」と期待を込めた。
今季初めて水揚げされたシラス=相馬市・松川浦漁港 |
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