http://www.sankei.com/life/news/150620/lif1506200031-n1.html
避難者向けの相談会で、住宅無償提供の打ち切りに ついて書かれた紙に目を通す参加者=20日、山形市 |
東日本大震災で被災し、山形県へ避難した人を対象に、岩手、宮城、福島3県の職員や支援団体が避難生活の悩みを聞く相談会が20日、山形市で開かれた。約160人の参加者の中には避難先の地域になじめない苦しさを打ち明ける人や、東京電力福島第1原発事故の賠償制度の説明を求める人もいた。
被災県ごとの説明会も開かれ、担当者が災害公営住宅の整備状況などを報告。福島からの避難者向けの会場では、原発事故の自主避難者に対する住宅無償提供を平成29年3月で打ち切ることに対し、同県出身の参加者が「事故の収束前に打ち切りだけ決められても、避難者は納得しない」と発言し、拍手が起こる場面もあった。福島市から子ども2人と山形市に自主避難し、説明会に出た会社員の藤田亜希子さん(42)は終了後、取材に「支援策を練る上で自主避難者の意見も取り入れてほしい」と訴えた。
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