http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150616_13017.html
東京電力福島第1原発事故で福島県南相馬市から仙台市へ避難した10代の姉妹が15日までに、転校先で放射能汚染をめぐって差別されたとして、東電に計400万円の慰謝料を求め、政府の原子力損害賠償紛争解決センター(ADR)に和解の仲介を申し立てた。
申し立てによると、姉妹は自宅がある南相馬市原町区が緊急時避難準備区域に指定されたため、2011年6月に家族と仙台市に避難。市内の中学校で、同級生から「汚染されているんじゃないの」「放射能のところから来たんでしょ」などと、何度も心ない言葉を浴びせられた。
姉妹は1年以上、不登校になり、長女は自殺を図ったこともあった。現在はいずれも高校に進学し、通学しているという。姉妹側は「差別発言を繰り返され、大きな精神的苦痛を受けた。東電は慰謝料を払うべきだ」と主張している。
東電広報部は「ADR手続き中の事案は回答を控えたい。引き続き誠実に対応していく」と話した。
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