2015年06月21日読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/local/fukushima/news/20150620-OYTNT50170.html?from=ycont_top_txt
◆無償住宅打ち切り
東京電力福島第一原発事故で自主避難している県民への住宅無償提供の打ち切りを巡り、山形市で20日に開かれた県の説明会では、自主避難者から「対応がおかしい」「声を聞いて」などと不満が噴出した。
県の担当者は「県内で多くの人が生活している中で、期間の延長を繰り返してきた。国とも協議したが、6年が限界だ」と述べ、借り上げアパートなどの提供を2017年3月で打ち切ることに理解を求めた。
これに対し、会場からは「想定外の事故なのに、災害救助法の範囲内で対応するのはおかしい」「自主避難は子育て世帯が多い。その声を聞く場を設けてほしい」などの訴えが出た。
打ち切り後の支援策では、県は県内住宅への移転費用の支援や低所得世帯への家賃補助などを検討するとしたが、具体策は「秋までに示したい」と述べるにとどめた。子供3人を連れて福島市から避難している主婦(38)は終了後、「打ち切りはいきなりで納得できない。今後の支援策も決まっておらず、不安が募る」と表情を曇らせた。
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