2015年06月23日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150623_61049.html
東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県楢葉町は22日、住民の放射線に対する不安を解消しようと、有識者6人でつくる放射線健康管理委員会を設置し、いわき市の仮役場で初会合を開いた。
町は帰還に向けた準備宿泊を4月に開始。政府はお盆前に避難指示を解除する方針を示し、住民の帰町が視野に入っている。
委員会は放射線の専門家のほか、社会学や心理学の研究者も加わり、多角的な観点から住民の不安解消策を町に助言する。
会合では、除染効果に対する不満や生活面の不便を訴える住民の声を紹介した。内部被ばく検査の受診率を上げる必要性なども議論した。松本幸英町長は「住民が安心して住みやすい町をつくるため、力添えをお願いしたい」と述べた。
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