2015年6月17日 NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150617/k10010117331000.html
台湾の検察当局は、輸入を停止している日本の一部の県からの食品が流通していた問題で、輸入停止となっている食品をほかの食品の中に紛れさせて輸入するなどの不正に関わったとして、輸入会社の2人を詐欺などの罪で起訴したと発表しました。
台湾では、ことし3月、東京電力福島第一原子力発電所の事故のあと輸入を停止している福島など日本の5つの県からの食品が流通していたことが分かりました。
これらの食品からは基準を超える放射性物質は検出されませんでしたが、台湾当局は、これらの5つの県の食品の輸入停止に加え、先月から、日本からのすべての輸入食品に都道府県ごとの産地証明の添付を義務づけるなど、規制を強化しました。
こうしたなか、台湾の検察当局は、見つかった5つの県からの食品のうち、「しょうゆ」や「せんべい」など一部の食品をほかの同じような食品の中に紛れさせて輸入するなどの不正に関わったとして、16日夜、台湾の輸入会社の2人を詐欺などの罪で起訴したと発表しました。
輸入停止の食品が流通していた問題をきっかけに日本の食品の輸入規制を強化した台湾に対して、日本側は「科学的な根拠に欠ける」として規制の強化を撤回するよう求めています。
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