http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20150628/CK2015062802000012.html
被災地から避難し体験を語る青田さん夫妻(右の2人)と高橋さん(右から3人目)=彦根市で |
原発から二十~三十キロ圏内の福島県南相馬市で被災し、大津市に逃れた青田勝彦さんと、昨年十二月に小学生の子ども三人を連れて仙台市から京都市に移った高橋知美さんの二人が今の心情を話した。
事故以前から原発反対運動に関わってきた青田さんは、「国と東電が憎い。何も悪いことをしていない住民が、いまだに全国に散っている。帰還者には支援があるが、避難者には厳しい」と厳しい現状を説明。公の場で初めて話すという高橋さんは、「放射能の受け止め方が人によって違う」と自暴自棄になった日々や、「子どもを守りたい」と北海道などに自主避難し、離婚を決断せざるを得なかったことなどを振り返った。「自分の身になって分かったこと。想像してもらえたら」と訴えた。
つくる会の会員はこの日、四百四十二人に。今後も勉強会を随時開く。
(河辺嘉奈子)
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