( (つくば市の里山の放射能汚染値についても、詳細に調査した上で、できるだけ数値の低いところを選んで、参加者にもそのリスクを説明して子どもたちの活動はスタートしてほしいと思います。今、汚染はかなりムラになっている報告をよく聞きます。同じ地域の土でも、高低差や周囲の環境でかなり汚染度が違うそうです。この説明を読む限り、100Bq/kgを「世界一厳しい基準」としているなど、そうした調査をしたようには見受けられません。http://www.satoyama-saisei.or.jp/effort/#no4 里山の再生については、もっと知恵をしぼる以外ないのかもしれない、と思います。 子ども全国ネット)
NPO「里山再生と食の安全を考える会」http://www.satoyama-saisei.or.jp
2015年05月20日 常陽新聞
http://joyonews.jp/smart/?p=5210
福島第1原発事故で大きな痛手を受けたつくば市の原木シイタケ農家らが、自らを里山循環の担い手だと位置付け、同市中野、つくばエクスプレス(TX)みどりの駅近くの山林計約5㌶で、消費者らと協働で里山の再生事業をスタートさせた。「彩りの森」と名付け、グリーンツーリズムの拠点をつくる。
子どもたちが環境を学んだり、カブトムシを育てたり、タケノコやカボスなどを収穫したり、シイタケの植菌体験などができる森を整備する。下草刈りや間伐などの手入れを通してチェーンソーなどの使い方を教える講習会を開き、山林の手入れができる人材を育てるほか、間伐した木材をおがくずにして米ぬかなどと混ぜ、土壌改良剤の開発にも取り組む。
つくば市中野のシイタケ農家「なかのきのこ園」社長の飯泉孝司さん(67)ら県内の原木シイタケ農家と、生協などの消費者団体、市民らがNPO「里山再生と食の安全を考える会」(飯泉代表)を立ち上げ、昨年から取り組み始めた。
福島原発事故により、原木シイタケ農家は出荷停止に見舞われるなど廃業の危機に直面。加えてシイタケ原木の一大産地、福島県や周辺の山林が放射能に汚染され、原木として利用することができなくなった。「里山の再生なくして復興はない」と、自ら里山の再生に乗り出した形だ。併せて今年から山林の除染にも取り組み、年内に石岡や笠間市など県内の山林12カ所計24・2㌶で、樹木をすべて伐採し除染して新たに植林する。
「彩りの森」にナラ、クヌギ1000本
TXみどりの駅近くの「彩りの森」は、市民が森の恵みを体感できる体験や交流の場とする。昨年、長年放置され、下草やツルが茂っていた同NPO会員所有のクリ林約9000平方㍍を伐採し整備した。
2年目の今年は、16日に植樹祭を開き、県内のほか、埼玉や千葉などの消費者約60人が参加して、シイタケの原木となるナラやクヌギのほか、ソメイヨシノや河津桜の苗計約1000本を植林した。今後、下草刈りなどの手入れを続け、20年後に森としてよみがえらせる計画だ。
飯泉代表は「田んぼや畑、集落と森で構成される里山は日本の文化をつくってきた。里山の循環を今は原木シイタケ農家が守っている、日本の文化をつくってきたものを見直しながら、里山を再生していければ」と話している。
ナラやクヌギの苗を植樹する家族連れ=16日、つくば市中野
福島第1原発事故で大きな痛手を受けたつくば市の原木シイタケ農家らが、自らを里山循環の担い手だと位置付け、同市中野、つくばエクスプレス(TX)みどりの駅近くの山林計約5㌶で、消費者らと協働で里山の再生事業をスタートさせた。「彩りの森」と名付け、グリーンツーリズムの拠点をつくる。
子どもたちが環境を学んだり、カブトムシを育てたり、タケノコやカボスなどを収穫したり、シイタケの植菌体験などができる森を整備する。下草刈りや間伐などの手入れを通してチェーンソーなどの使い方を教える講習会を開き、山林の手入れができる人材を育てるほか、間伐した木材をおがくずにして米ぬかなどと混ぜ、土壌改良剤の開発にも取り組む。
つくば市中野のシイタケ農家「なかのきのこ園」社長の飯泉孝司さん(67)ら県内の原木シイタケ農家と、生協などの消費者団体、市民らがNPO「里山再生と食の安全を考える会」(飯泉代表)を立ち上げ、昨年から取り組み始めた。
福島原発事故により、原木シイタケ農家は出荷停止に見舞われるなど廃業の危機に直面。加えてシイタケ原木の一大産地、福島県や周辺の山林が放射能に汚染され、原木として利用することができなくなった。「里山の再生なくして復興はない」と、自ら里山の再生に乗り出した形だ。併せて今年から山林の除染にも取り組み、年内に石岡や笠間市など県内の山林12カ所計24・2㌶で、樹木をすべて伐採し除染して新たに植林する。
「彩りの森」にナラ、クヌギ1000本
TXみどりの駅近くの「彩りの森」は、市民が森の恵みを体感できる体験や交流の場とする。昨年、長年放置され、下草やツルが茂っていた同NPO会員所有のクリ林約9000平方㍍を伐採し整備した。
2年目の今年は、16日に植樹祭を開き、県内のほか、埼玉や千葉などの消費者約60人が参加して、シイタケの原木となるナラやクヌギのほか、ソメイヨシノや河津桜の苗計約1000本を植林した。今後、下草刈りなどの手入れを続け、20年後に森としてよみがえらせる計画だ。
飯泉代表は「田んぼや畑、集落と森で構成される里山は日本の文化をつくってきた。里山の循環を今は原木シイタケ農家が守っている、日本の文化をつくってきたものを見直しながら、里山を再生していければ」と話している。
ナラやクヌギの苗を植樹する家族連れ=16日、つくば市中野
0 件のコメント:
コメントを投稿