(原木シイタケとタケノコに限って公表しないのは、食の安全を守ろうとする時に、まるで逆行する施策です。「すべてが低線量と思われ」などというのは言い訳でしかなく、高線量のものを公表しないための言い逃れにしか聞こえないでしょう。子どもたちの食の安全を守るためにも、公表して頂きたいです。子ども全国ネット)
2015年05月29日 毎日新聞 地方版
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20150529ddlk08040040000c.html
土浦市の市民グループ「土浦まちづくり市民の会」(共同代表・高村義親さん、長坂慎一郎さんら約60人)は27日、中川清市長に放射性物質の汚染対策に関する要望書を手渡した。同会は、市民が市に持ち込んで放射線量測定を依頼した原木シイタケ、タケノコの線量結果の公表など8点を求めている。
2011年3月の東京電力福島第1原子力発電所事故の影響で、同市は国の「汚染状況重点調査地域」に指定されている。同会は11年10月から市内や周辺の個人宅や公園など約60カ所の線量を独自に測定し、これまで報告書を2冊発行した。
市によると、市は市民から持ち込まれた農作物の放射線量測定を実施し結果を公表しているが、国が出荷制限している原木シイタケ、県が出荷自粛しているタケノコは「測定結果にばらつきがあり、低線量が出た場合、すべてが低線量だと思われ、高線量の作物を食べてしまう危険性がある」などとして結果を公表していない。これに対し、同会は「土浦の状況が分からない。市民の不安を払拭(ふっしょく)するには全ての品目の測定値を公表すべきだ」と要望している。
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