http://www.minpo.jp/news/detail/2015053123148
京都大原子炉実験所の原子力安全基盤科学研究シンポジウムは30日、福島市のパルセいいざかで始まった。
「福島の復興に向けての放射線対策に関するこれからの課題」がテーマ。初日は除染や外部被ばく、東京電力福島第一原発構内の諸問題について、専門家が研究や取り組みの成果を発表した。
福島第一原発の廃炉戦略を担っている原子力損害賠償・廃炉等支援機構(NDF)の山名元(はじむ)副理事長は、「福島第一原発の廃炉戦略と浜通りの復興への動き」をテーマに講演。廃炉作業の現状などを説明しながら、「廃炉で最後に重要になるのは廃棄物の問題だと思っている。最終処分するまでに、制度・技術面だけでなく社会との対話など、あらゆる問題が生じる」と指摘した。福島・国際研究産業都市(イノベーション・コースト)構想に触れ、「国際産学連携拠点構想に国内の研究者が高い関心を示しており、ぜひ実現させたい」と呼び掛けた。
シンポジウムは31日も開く。
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