茨城/福島第1原発事故 住宅支援継続訴え つくばで自主避難者交流会
2015年06月03日 毎日新聞 地方版
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20150603ddlk08040016000c.html
東日本大震災の東京電力福島第1原発事故で、福島県から茨城県に移り住んでいる自主避難者の交流会が2日、つくば市の市並木交流センターであった。福島県が自主避難者に対する「みなし仮設住宅」の無償提供を打ち切るのではないかとの懸念が広がっており、参加者から継続を訴える声が上がった。
約1年前に始め今回が4回目。自主避難者が自ら開き、NPO法人「フュージョン社会力創造パートナーズ」(武田直樹理事長=筑波学院大社会力コーディネーター)が協力している。互いに近況報告や悩みを打ち明けたりする場で、今回は福島県職員も含め各地から計15人が出席した。
住宅支援打ち切りに関係し「そうなれば経済的に苦しい。子供は年々大きくなり、食費がますますかかる」「住宅を建てるにしても場所や資金調達の見当がつかない」などの訴えがあった。また子供の受験、健康、除染の遅れへの不安も出た。
一方、「3年後にこうだったらいいな」をテーマに、将来の姿を発表しあった。「(福島県)いわき市でカツオの刺し身をおなかいっぱい食べたい」「健康でニコニコ、茨城を楽しんでいたい」「子供を守る知識を得たい」などの希望が披露されると、出席者は笑ったり、うなずいたりしていた。
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