2015/07/09

新潟/放射線気にせず楽しく授業 福島の児童 見附で移動教室




2015年7月9日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20150709192160.html

東日本大震災をきっかけに見附市と交流を続けている福島県伊達市の小学生が、見附市を拠点にした移動教室で学んでいる。日程は7日からの3泊4日。8日は見附市の上北谷小学校を訪れ、両市の児童が合同授業を受けたり、給食を一緒に食べたりして友情を深めた。

移動教室は、東京電力福島第1原発事故による放射線の影響を気にせず過ごしてもらおうと、伊達市が見附市の協力を得て3年前から実施。これまで16校319人を受け入れた。今回は白根(しらね)小と山舟生(やまふにゅう)小の5、6年生計12人が参加している。両小は3年前に上北谷小を訪れて以来、手紙を交換したり特産品を交換したり交流が続いている。

図工の授業では、山舟生特産の和紙で連凧を作った。初めは緊張していた子どもたちも、すぐに打ち解け、協力しながら凧を組み立てた。白根小5年霜山花穂(はなほ)さん(10)は「友達ができ、おしゃべりが楽しかった」と話した。

山舟生小の木村洋一校長は「子どもたちが多くの人と出会い、社会性を身に付けてほしい」と期待した。

伊達市教育委員会によると、同市内の全21小学校で除染作業が終わっているが、放射線の影響に配慮して一部の学校で登下校にバスで送迎しているという。


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