http://www.tokyo-np.co.jp/article/tochigi/20150611/CK2015061102000154.html
県生産振興課と県水産試験場では二〇一一年度から、農産物などと同様、魚についても放射性物質の有無などを調べる「モニタリング調査」を進めてきた。対象は県内の河川など八十六地点。原発事故後は一~二週間おきに行ってきたが、その後は漁の解禁一カ月前と、解禁二カ月後の年二回ずつ実施している。
本年度もアユ、ウグイ、ヤマメ、イワナなど天然の十種類、養殖の十一種類について、計二百五十~二百六十の検体を調べる。十日までの調査で、放射性物質の混入しない環境で育てている養殖魚は全て「検出せず」となった。
天然魚も、一部の河川のウグイ、ヤマメ、アユからごく微量の放射性セシウムが検出されたが、いずれも基準値の一キログラム当たり一〇〇ベクレルを下回った。そのほかは放射性物質そのものが存在しなかったという結果も出ている。
モニタリング調査は、漁協が採取した代表的な魚を県水産試験場が回収し、委託業者に送って検査する。具体的には複数の魚肉を刻んで検査機器にかける方法で、結果は県のホームページで公表している。
モニタリング調査とは別に、中禅寺湖では研究のための放射線の検査も随時続けられている。
県による放射性物質検査(県提供) |
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