2015/06/15

栃木/原発汚染で生活に影響 賠償申し立て

2015年6月15日NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150615/k10010115051000.html

東京電力福島第一原発事故で地域が放射性物質に汚染され、日常生活に影響が出たなどとして、栃木県北部の3つの市と町の住民7000人余りが東京電力に対して18億円余りの賠償を求める申し立てを、国の紛争解決センターに行いました。

申し立てを行ったのは、福島県に近い栃木県那須塩原市と那須町、それに大田原市の住民、合わせて2266世帯、7128人です。15日、住民の代表などが東京・港区にある国の「原子力損害賠償紛争解決センター」に申し立てを行いました。

申し立てでは、原発事故で地域が放射性物質に汚染され、日常生活に影響を受けたことへの慰謝料などとして1人につき12万円から72万円、合わせて18億円余りの賠償を求めています。また、住民の健康調査などを行う基金の設立に向け自治体と協議することも求めています。

弁護団によりますと、今回の申し立ては東京電力が住民への賠償を行っていない地域からの初めての集団申し立てで、申し立ての人数は福島県浪江町のおよそ1万5000人に次ぐ規模だということです。

住民の代表の西川峰城さんは「栃木県の県北も福島と同じ汚染の被害を受けたが、健康調査では全く違う扱いだ。県境の壁をなんとか突破し、福島と同じように対応してほしい」と話していました。

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