http://www.minpo.jp/news/detail/2015070323849
政府の原子力災害現地対策本部が東京電力福島第一原発事故による楢葉町の避難指示解除準備区域をお盆前に解除する方針を示したことを受け、同町議会は2日、本部長の高木陽介経済産業副大臣に、帰還環境が十分に整うまで解除しないよう要望した。
経産省で、青木基町議会議長らから要望書を受けたは高木副大臣は「要望はしっかりと受け止める。(解除時期について)最終的な検討を進めている」と述べた。一方で、「帰りたいという方が今後もお盆やお正月の時に、いちいち(特例宿泊の)届け出をしないと泊まれない状況でいいのか。帰りたいという方に、帰れない、解除できないと言う権限は国にはない」と述べ、避難指示解除に理解を求めた。
青木町議会議長は要望後、報道陣の取材に応じ「お盆前の解除は非常に早いという話を申し上げた。その思いは(高木副大臣に)届いたと思う」と述べた。
青木町議会議長らは環境省や復興庁を訪れ、町内の仮置き場にある除染廃棄物の早期の移送完了などを要望した。
高木副大臣に要望書を手渡す青木議長(右) |
政府、「8月10日解除」提示へ 福島・楢葉町の避難指示
2015年7月4日 東京新聞http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015070301002110.html東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県楢葉町に出ている避難指示をめぐり、政府が8月10日の解除を町に提示する方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。近く町側へ通達する。解除されれば、全町避難している自治体では初めて。
政府は既に、8月のお盆前に避難指示を解除する考えを明らかにしている。ただ、6月に県内外で開かれた住民懇談会では「お盆前は時期尚早だ」「生活環境が整っていない」と反対の声も多く上がっており、解除がスムーズに進むかどうかは不透明だ。
楢葉町はほぼ全域が第1原発から20キロ圏内で、人口約7400人。
年間20mSv超どころではない、
返信削除放射線量に現れない毒の粉(3号機燃料プール内の使用済燃料の大半)が
膨大な量、大気中にばら撒かれてそこらかしこに堆積してしまっていて
風が吹く度に舞い上がってる肺に溜まって行く危険性のことを忘れています。
http://fukushimadisasternote.1apps.com/
帰還して大丈夫だと政府が言い張って補償打切りを要求して来るのなら、
「最低限、3号機燃料プール内に使用済燃料が全部残ってるところを見せてからだ。
本当に全部残ってるか瓦礫を撤去して見えるようにしてからだ。
それが最低条件だ」と政府に要求を突きつけることをお勧めします。
瓦礫を撤去したら使用済燃料の何割かが無くなってて大気中にばら撒かれてしまってる
ことが、発覚するかもしれないのです。
インフラどうこうの話ではなく、
毒の粉を吸わされて、命を奪われるか否かの話です。
プール内瓦礫撤去作業の予定表の変遷を見ると、
この1年半、全くの何の作業もしていません。
この1年半、日が過ぎ去って行く速さと同じ速さで、
予定表の内容を、同じ形のまま平行移動して行ってるだけです。
わざと瓦礫を撤去しないようにしているとしか思えない。
これからもこの調子で平行移動を続けられたら、たまったものではない。
7月3日から瓦礫撤去作業を始めると言ってたけど、
本当に始めてるのか怪しいものです。
東電が「ちゃんと瓦礫撤去作業してる」と言って来たら、
「瓦礫が撤去されて使用済燃料の頭が顔を出したところを見せてみろ」
と東電に要求を突きつけることをお勧めします。
数十トンもの鉄骨が内側に(爆風の力でなく自重で)曲がってる理由を、
数十トンもの鉄骨が1000℃まで上がった理由を考えてみてください。
水素ガスによるガス爆発で高温ガスが出来たと言っても精々1トン。
それに対し、鉄骨は数十トン。
1トンが数十トンを1000℃まで上げられるものかどうか。
浴槽一杯に入ってる水が10℃以下から50℃まで上がった場面に遭遇して、
100℃の湯を、たったコップ一杯入れただけで50℃まで上がったと説明されたら、
そんな説明、全くの出鱈目だとわかりますよね。
数十トンもの鉄骨が1000℃まで上がったときに、
高温ガスが、たった1トン触れただけで1000℃まで上がったんだ
と説明されたときも同じ筈です。
偉い人が言ってるから正しいに決まってる?
しかし偉い人は、鉄骨が1000℃まで上がったことには一言も触れていない。
爆発の威力という抽象的な言い方をして、その威力に回答しているだけで、
鉄骨が1000℃まで上がった理由には回答していません(避け続けている)。
核エネルギーによる熱としか考えられない。
最もありそうなのが、
プール内燃料が発電時と同種の連鎖反応を起こし
制御棒が無いために連鎖が行過ぎて温度が上がり過ぎた、ということで、
熱源の使用済燃料は溶けて大気中に飛散してしまっています
(プール内燃料は原子炉の燃料と同じもの。ラックが壊れれば原子炉と同じ状況になる)
図体はでかくてもスカスカのガスと
中味までぎっしり詰まっている鉄骨の質量の差(桁が違う)を
思い浮かべれば、
たかがガス爆発では鉄骨の温度がちょっとしか上がらないことは、
肌で感じると思います。