2015/07/04

原発被災地の人口、事故前の想定超す?

2015年7月4日朝日新聞
 
http://apital.asahi.com/article/news/2015070400006.html

復興庁は3日、東京電力福島第一原発の周辺にある12市町村の30年後の人口が、原発事故前の想定と比べ約6%(8千人)増える可能性があるとする試算を公表した。帰還する住民に加え、廃炉の作業員や研究者らが住むことを前提にしている。「12市町村の将来像」を話し合っている学者や経済人ら検討会の事務局(復興庁)が試算した。

12市町村の人口は、事故前には19・5万人いたが、2014年10月時点で11・3万人。試算は20年後の35年3月と30年後の45年3月を推計。ふるさとに戻るかどうかを避難世帯に尋ねた意向調査などを加味すると、20年後には11・7万人、30年後には10・2万人になる。これに、第一原発の廃炉作業や企業誘致などで2・7万人が新たに住むと上乗せ。さらに新住民の増加によって、帰還するかどうか迷っている人も75%が帰還すると仮定。20年後には16万人、30年後には14・3万人とした。

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