2015/10/31



2015/10/31 福島民報
国内の金属加工の研究者らでつくる日本塑性加工学会の第66回塑性加工連合講演会は31日まで、いわき市文化センターで開かれている。二日目の30日は福島高専の佐藤正知特命教授が「福島第一原子力発電所の廃炉に関する技術開発と人材育成」と題し、特別講演した。

佐藤特命教授は原子力規制委員会が新設する特定原子力施設放射性廃棄物規制検討会の外部委員に選ばれている。東京電力福島第一原発の現状について説明した上で、喫緊の課題として溶融燃料取り出しのための廃炉ロボットの開発などを挙げた。福島高専が取り組む教育プログラムについて説明し、「復興に貢献したいと考える若者の思いに応える教育が重要」と強調した。
 
30日は富岡町や東京電力福島第二原発を視察した。最終日はいわき市で放射性物質の本県産米全量全袋検査の取り組みなどを視察する。
 
講演会は東日本大震災の復興支援を掲げており、研究者をはじめ金属加工に携わる企業関係者ら約400人が参加している。


廃炉に向けた教育の在り方
などを説明する佐藤氏

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