2015/10/19

最優秀賞に平養護生徒会 高校生社会活動コンテスト

2015年10月19日 福島民友http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151019-021329.php

震災と原発事故の経験をばねに、本県の高校生が日本を元気にする―。復興などの社会貢献活動に取り組む高校生7団体が成果を発表する「ふくしま高校生社会活動コンテスト」が18日、福島市で開かれ、平養護学校高等部(いわき市)の生徒会ボランティア部が最優秀賞に輝いた。同部1年生の三浦宰(つかさ)さん(16)が「障害者も『支援される側』から『する側』になりたい」と取り組んだボランティア活動について発表した。

教育関係者でつくる「ふくしま学びのネットワーク」などの主催。三浦さんは、2年生の部員2人とともに、街頭で献血への協力を呼び掛けたり、被災地へ送る募金を集めたりした活動を紹介した。三浦さんは「ボランティア部をつくり、一緒に活動してくれる先輩のおかげで『支援する側』になれた。感謝したい」と話した。会場で発表を聞いた母由紀子さん(48)は「部の活動や発表を通してここまで成長できた」と涙を流していた。

このほか、福島高スーパーサイエンス(SS)部放射線班は、国内外の高校生や教員216人を対象に昨年実施した被ばく線量調査の結果を発表した。最優秀賞の平養護学校高等部生徒会ボランティア部と、優秀賞を受賞した福島高SS部放射線班、平工高生徒会の3団体は、来年1月に東大で開かれる公開講座でも成果を発表する。

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