原発事故で休止していた福島・楢葉町のサケ漁、5年ぶりに再開

（原発事故が何もなかったかのように、元に戻すことが復興ではないはず。放射能の影響の少ないものを興すなどの工夫があっていいと思うのですが、このサケ漁についても、再開を喜ぶニュース…。この２つのニュースを読むと、「新巻ざけやイクラのしょうゆ漬けなどの加工品」として販売されたり、「地元で販売」されたりするということです。加工されると水揚げされた場所に関わらず、加工場の住所のみになります。サケは、川へ遡上する前は、どの程度周辺海域にいるのかわかりませんが、少なくても川底は汚染が懸念されますから、 注意するに越したことはありません。　子ども全国ネット）

原発事故で休止していた福島・楢葉町のサケ漁、5年ぶりに再開

２０１５年10月18日　福島テレビ
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00305997.html

福島第1原発事故の影響で休止していた福島・楢葉町のサケ漁が、5年ぶりに再開された。
サケ漁が再開されたのは、9月に避難指示が解除された楢葉町の木戸川。

サケ漁は、定期的な検査で放射性物質が検出されなかったことから、再開されたもので、18日は、地元の漁協のメンバーが漁を行った。

川岸には、60cmほどに成長したサケが、次々に引き揚げられた。

木戸川漁業協同組合は松本秀夫組合長は「ようやく木戸川漁協として、漁ができる。ホッとした」と話した。

サケ漁は、12月上旬まで行われ、とれたサケは地元で販売されるほか、卵はふ化させて、2016年の春に稚魚が放流される計画となっている。

福島・楢葉町で５年ぶりにサケ漁再開

２０１５年10月18日 　NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20151018/k10010274251000.html



先月、原発事故に伴う避難指示が解除された福島県楢葉町を流れる木戸川で、５年ぶりにサケ漁が再開されました。

楢葉町の木戸川のサケ漁は、原発事故のあと町内のほぼ全域が避難区域になり中断されていましたが、先月５日に避難指示が解除され、遡上（そじょう）するサケからも放射性物質が検出されていないことから、地元の漁業協同組合が再開を決めました。

１８日は、漁協や町の関係者が集まり、漁の安全を祈願するとともに、津波で壊れ復旧が進められていた加工施設などの完成を祝いました。

このあと、漁業者たちは川の上流と下流から網を使ってサケを追い込む合わせ網漁を行い、５年ぶりの水揚げを喜び合っていました。

木戸川漁協の松本秀夫組合長は「漁ができるようになってほっとしました。町の人たちにもぜひ食べてもらいたいです」と話していました。また、楢葉町の松本幸英町長は「サケ漁は大きな観光資源なので、再開をうれしく思います。町のにぎわいにつながり復興の後押しになります」と話していました。

漁協は、ことしから試験的に新巻ざけやイクラのしょうゆ漬けなどの加工品の販売を始めるほか、来年春には稚魚の放流も行うことにしています。