2015/10/14

【指定廃棄物の行方】環境省が豪雨影響調査、塩谷の候補地

2015年10月14日  下野新聞
http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20151014/2112951

放射性物質を含む指定廃棄物の処分場候補地選定問題で、環境省は14日、塩谷町上寺島の候補地で関東・東北豪雨による影響を調べる現地調査を行った。調査後、同省有識者会議委員の谷和夫(たにかずお)東京海洋大教授は記者団に「(候補地の)川の流れに沿って約100メートル、幅約20~30メートルの低い土地は川の水が覆ったのではないか」と述べ、冠水の可能性が高いと指摘した。一方、候補地が適地かどうかについて「護岸工事などを適切に行えば十分にできると思う」と述べた。

これに対し、調査に立ち会った見形和久(みかたかずひさ)町長は「対策が必要な場所をわざわざ選んで造る必要はない」とあらためて処分場建設に否定的な見解を示した。




処分場候補地、豪雨で冠水 栃木・塩谷、環境省調査

2015年10月14日  東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015101401001524.html

東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分場建設をめぐり、環境省の職員や専門家らが14日、栃木県塩谷町の候補地を訪れ、関東・東北豪雨の影響を調査した。専門家は「土が堆積している状況などを見ると、水に浸ったと考えられる」と述べ、そばを流れる川の増水で候補地が冠水したとの見方を示した。

同省は昨年7月末に候補地に選んで以降、詳細調査の受け入れを求めてきたが、建設に反対する町は拒否。ただ今回は、豪雨により候補地が冠水したため適地ではないと主張。詳細調査とは別として受け入れた。
(共同)



栃木県塩谷町の候補地で、関東・東北豪雨の影響を調べる環境省の職員や専門家ら=14日

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