2015年10月28日 産経新聞
http://www.sankei.com/region/news/151028/rgn1510280007-n1.html
東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物の処分場建設に向け、環境省の職員らは27日、加美町の候補地を12日ぶりに訪れた。しかし、待ち構えた住民らの抗議活動にあい、現地調査を見合わせた。訪問は今月に入り8回目だが、いずれも住民に阻まれて撤収している。
加美町の候補地周辺には住民ら約140人が集まった。午前11時半に環境省の職員が訪れ、「そこは公道です」と道をあけるよう説得したが、住民らは「帰れ」などと叫び、立ちふさがった。
自営業の小林由美子さん(66)はマイクを手に「あなたたちは(候補地の)山だけを見て住民を見ていない」と批判した。
現地調査は昨年10月から、住民の抗議で着手の見合わせが続いている。環境省は今月29日に開く井上信治副大臣と猪股洋文町長の意見交換会で、状況打開を図りたい考えだ。
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