http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/list/201510/CK2015102702000184.html
医師から甲状腺エコー検査の説明を聞く親子=八千代市で |
東京電力福島第一原発事故で拡散した放射性物質による健康影響を調べる子どもの甲状腺検診が二十五日、八千代市市民会館の会議室を会場に行われた。
「放射能から子どもを守る会@やちよ」の主催。四年七カ月前の原発事故時に十八歳未満だった人を対象に実施。同市での検診は初めてで、市内に住む子どもら九十五人が受診した。
子どもの喉元にある甲状腺は原発事故で大量に放出された放射性ヨウ素を取り込むことで知られる。福島県の県民健康調査では、甲状腺検査を受けた約三十八万人のうち百三十七人ががん化した悪性または悪性の疑いと診断されている。
この日、子どもたちは親とともに医師の説明を受け、超音波エコーで甲状腺の状況を調べた。その結果、ほとんどの人が現時点で異常は見られなかった。検診にかかる運営経費はカンパとして受診者から募った。
同会共同代表の高山敏朗(としあき)市議は「検診で安心していただいたのは良かった。今後も継続的に実施し、助成が出る公的な取り組みとなるよう市に働きかけていきたい」と話した。
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