http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151130_63051.html
東京電力は福島第1原発の廃炉作業で発生する防護服や廃材などを焼却処理する「雑固体廃棄物焼却設備」の試験運転を始めた。排ガスに含まれる放射能濃度の低減効果などを確認後、2016年3月までに本格稼働させる。
試験運転が始まった雑固体廃棄物焼却設備 |
試験運転は25日に始まった。汚染されていない模擬廃棄物の処理を行った後、放射性物質を含んだ廃棄物の焼却試験を来年2月に始める。
第1原発で発生する廃棄物は構内から持ち出せない。廃炉作業の本格化に伴い、使用済み防護服が1日1万着近くに上るなど、焼却による減容化が必要な状況となっている。