2015年11月19日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20151119-029227.php
県は18日、国が出荷停止を指示している福島市産のユズが、同市鎌田のリオン・ドール鎌田店で販売されたと発表した。県が、販売されたユズと同じ畑に残っていたユズを検査したところ1キロ当たり5.7ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、食品の基準値(1キロ当たり100ベクレル)を下回った。同店が商品を回収している。
県によると、出荷制限が指示されている品目が販売されたのは、今年1月に本宮市の旧和木沢村地区(旧白沢村)のダイズに続き、震災後2例目。
福島市産のユズは、東京電力福島第1原発事故の影響で、2011(平成23)年8月29日に国から出荷停止の指示が出されている。昨年の放射性物質検査でも1点が食品基準値を超え、出荷停止が継続されている。
ユズを生産した同市の女性農家は12日、同店の産直コーナーに11袋(1袋5~6個入り、計約700グラム)を陳列。商品の入荷を確認する同店の従業員も出荷停止が指示されている品目とは知らず、販売したとみられる。11袋は17日までに完売した。リオン・ドール系列店など、他店での販売実績はないという。
販売されたユズの回収などについての問い合わせは同店(電話024・554・5111)へ。
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