2015/11/30

<福島第1>焼却施設、運転開始

2015年11月30日  河北新報
http://sp.kahoku.co.jp/tohokunews/201511/20151130_63051.html

東京電力は福島第1原発の廃炉作業で発生する防護服や廃材などを焼却処理する「雑固体廃棄物焼却設備」の試験運転を始めた。排ガスに含まれる放射能濃度の低減効果などを確認後、2016年3月までに本格稼働させる。
試験運転が始まった雑固体廃棄物焼却設備
設備のラインは2系統あり、1日最大600キロの焼却処理が可能。高温の排ガスを冷却し、フィルターを通すことで放射能濃度を100万分の1にまで低減する。焼却灰はドラム缶に詰め保管する。
 

試験運転は25日に始まった。汚染されていない模擬廃棄物の処理を行った後、放射性物質を含んだ廃棄物の焼却試験を来年2月に始める。

第1原発で発生する廃棄物は構内から持ち出せない。廃炉作業の本格化に伴い、使用済み防護服が1日1万着近くに上るなど、焼却による減容化が必要な状況となっている。

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