2015/11/25

台湾高官、輸入規制解除に積極姿勢 栃木県産食品の放射性物質検査視察

2015年11月25日 下野新聞  http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/economics/news/20151125/2154690

台湾の対日窓口機関である亜東関係協会の李嘉進(りかしん)会長は24日、県庁で福田富一(ふくだとみかず)知事を表敬訪問し、2011年の東日本大震災以降輸入を規制している県産食品(酒類を除く)について「近いうちに(台湾が)解禁することを期待している。一緒に頑張りたい」と、早期解除に積極的な姿勢を示した。

李会長らは表敬に先立ち、県産農産物の放射性物質の検査状況を視察。「食の安全について現状確認できたので、政府や関連省庁に報告する」とも述べた。

李会長は日本の外務省に当たる機関のトップ。福田知事が10月末、台湾で同協会の張仁久(ちょうじんきゅう)秘書長と会い、輸入規制の早期解除を要請したのを受け、来日に合わせて本県を訪れた。

この日は宇都宮市内の県農業試験場を訪れ、震災以降、県内で生産、販売する農産物のモニタリング検査の実施状況を視察した。13年4月以降、農産物から基準値を超える放射性セシウムは検出されていないとの説明を受けたほか、検査に使われている精密機器を確認した。また県産ナシ「にっこり」を試食した。






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