http://mainichi.jp/articles/20160327/ddl/k20/040/071000c
東京電力福島第1原発事故で、避難した子供たちの支援について考えるシンポジウム「震災から5年 これから子どもたちに必要な支援」が26日、上田市で開かれた。チェルノブイリ原発事故後、ベラルーシで小児甲状腺がんの診察にあたった経験から、菅谷昭・松本市長が福島の子供たちについて語った。
参加者の質問に答える菅谷昭・松本市長(左)=上田市の上田駅前ビル・パレオで |
福島から東京へ避難した家族らに、上田市での滞在を楽しんでもらう活動を続けている同市のNPO法人「子育て応援団ぱれっと」の主催。
菅谷市長は、ベラルーシの低線量汚染地帯に住む子供について説明。「放射線の影響を受けやすい子供を守るため、福島では一定期間の避難を検討すべきだ。国はチェルノブイリを教訓にしなければならない」と語った。
菅谷市長も参加したパネルディスカッションで、宮尾秀子・同NPO代表(55)は「福島の親子と交流を続けていくことが大切。知ることが支援の第一歩なのでこれからも、福島の現状を上田で伝えていきたい」と話した。【安元久美子】
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