2016/03/17

春の訪れ告げる「コウナゴ漁」 震災後4年目、相双沖で開始

2016年3月17日 福島民友
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160317-058472.php 

漁業者に春の訪れを告げるコウナゴ漁が16日、相双沖で始まった。東日本大震災後4年目を迎えたコウナゴの初水揚げに、漁師たちが復興の歩みをかみしめた。漁は5月上旬まで行われる予定。

夜明け前に相馬双葉漁協所属の小型船58隻が出港し、午前9時ごろに次々と帰港。松川浦漁港では漁協職員や加工業者らが待ち受ける中、かごいっぱいに詰まったコウナゴを陸に揚げた。

同漁協によるとこの日は約5.9トンの水揚げがあった。放射性物質検査ではいずれも検出限界値未満だった。17日以降、加工品として市内外に流通する見通し。

今季初めて水揚げされたコウナゴ 



相双沖に春の訪れ コウナゴ水揚げ 今季の試験操業始まる

2016年3月17日 福島民報
https://www.minpo.jp/news/detail/2016031729626

相馬双葉漁協は16日、春の訪れを告げる魚として親しまれているコウナゴ漁の今季の試験操業を始めた。

小型船による漁の主力魚種で試験操業は4年目となった。新地町の釣師浜、相馬市の松川浦と磯部、南相馬市鹿島区の真野川の各漁港から58隻が出港し沿岸部で漁獲して各港に水揚げした。

拠点の松川浦漁港に午前9時半ごろから順次帰港し、漁業関係者が手際よく船から降ろした。

初日の漁獲量は約5・9トン。放射性物質検査でいずれも検出下限値未満と確認された。17日以降に市内外に出荷される。佐藤弘行組合長は「今季は西日本で不漁となっている。水揚げ、価格とも昨年を上回るよう操業を続けたい」と意気込んだ。

相馬市が市内磯部に整備した磯部水産加工施設はコウナゴ初水揚げに合わせて本格的に稼働した。磯部、真野川の両漁港で水揚げしたコウナゴを加工し、販売する。ふるさと相馬ブランド化推進協議会は今年初めてコウナゴレシピコンテストを開催した。コウナゴは水産業の復興を後押しする魚として注目を集めている。

松川浦漁港に水揚げされるコウナゴ=相馬市

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