2016/03/26

韓国で今度は日本酒行事に中止求め抗議 「原発事故で不安」 日本大使館は安全性訴え

2016年3月25日 産経新聞
http://www.sankei.com/world/news/160325/wor1603250045-n1.html

韓国の市民団体「市民放射能監視センター」などの関係者約30人が25日、ソウルで記者会見し、日本大使館などが26、27両日にソウルで開く日本酒などの試飲イベントに対し「東京電力福島第1原発事故により、日本の食品には不安がある」と抗議し、中止を要求した。

大使館は25日「日本の酒類の安全性に問題はない。イベントで提供される酒は正規の検疫手続きを経て輸入されたもの」などと説明する文書を韓国メディアに送り、理解を求めた。

韓国の市民団体は2月、日本政府などがソウルで東日本大震災からの復興のPRを試みた行事にも、東北地方の食品が提供されるとして抗議。地元自治体が開催許可を出さず、中止となった経緯がある。

日本酒のイベントは大使館と韓国の輸入会社5社が主催し、日本全国の約80の蔵元が参加。大使館は「海外で開かれる日本酒や焼酎のイベントでは最大規模」としている。(共同)



日本酒試飲に行列 ソウルでフェスティバル

2016年3月26日
http://mainichi.jp/articles/20160327/k00/00m/030/050000c 

韓国の人々に日本酒の魅力を伝えるイベント「ソウル・サケ・フェスティバル」が26日、2日間の日程でソウル市内の大型展示場で始まった。韓国では日本式の居酒屋が人気で、日本酒ファンも増えている。会場は大勢の来場者でにぎわい、多くの試飲ブースで行列ができていた。

日本から地酒を輸入する業者5社と日本大使館が共催。全国から79の蔵元が参加し、約300種類の地酒が試飲用に出された。海外での日本酒関連行事としては最大規模だという。

日本各地の地酒を試飲する来場者たち
=ソウル市内で2016年3月26日、米村耕一撮影
来場者は出品された日本酒のリストを片手に試飲を繰り返していた。

ソウル市の会社員、崔賢石(チェ・ヒョンソク)さん(36)は「日本酒は10年ほど前から飲み始めたが、食事に合うのが良い。フルーティーなものが好みです」と話していた。

イベントをめぐっては、韓国の市民団体が「福島第1原発事故の影響で一部地域の酒は安全性に懸念がある」などと中止を要求。大使館側は「韓国に持ち込む際にも放射性物質の検査を含む検疫手続きを経ている」と反論していた。
【ソウル米村耕一】

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