http://www.saga-s.co.jp/column/genkai_pluthermal/20201/290911
福島第1原発事故で首都圏に避難している住民を招いた講演会が17日夜、佐賀市のアバンセで開かれた。国や東京電力を相手に損害賠償を求める東京訴訟原告団長の鴨下祐也さん(47)が原発の危険性や避難生活の窮状などを訴えた。
避難者の生活改善を目指して活動している鴨下さんは、以前から福島県内の小中学校で安全神話教育が行われていたことを挙げ、「原発の危険性を訴える声が出にくい背景になっているのでは」と指摘した。
自身も現在の仮設住宅に移るまで、5回の転居を強いられた体験を紹介。国が2017年3月で避難住宅提供の打ち切り方針を出しており、「約1万8千人が路頭に迷うかもしれない」と窮状を訴えた。講演会は「原発なくそう! 九州玄海訴訟」原告団・弁護団が企画、市民ら約30人が聴講した。
福島から首都圏に避難して5年の鴨下祐也さん |
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