http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0188819.html
福島県が東京電力福島第1原発事故の自主避難者に対する住宅の無償提供を2017年3月末で打ち切る問題をめぐり、避難者や支援者らが12日、その後の生活について考える会を、札幌市厚別区厚別中央1の5の厚別区民センターで開く。「観楓(かんぷう)芋煮会」と題し、東北名物の芋煮を囲んで「1年半後の未来」を語り合う。
道内の自主避難者でつくる団体「こだまプロジェクト」(宍戸隆子代表)の主催。原発事故から4年半が経過し、避難者同士が顔を合わせる機会が減る中で、新たなつながりや出会いの場をつくろうと企画した。
会は3部構成で、第1部は午後1時から、少人数のグループで避難者の今後の生活を話し合うワークショップ。第2部は、弁護士が原子力損害賠償紛争解決センターへの裁判外紛争解決手続き(ADR)について説明し、道内の被災者が東電と国に原発事故の損害賠償を求めている集団訴訟の経過も報告する。
第3部は懇親会で北海道の秋の行事「観楓会」と東北の「芋煮会」を同時に楽しむ。芋煮や酒類を提供し、よさこいソーランの演舞もある。参加費100円。
福島県避難者支援課や札幌市生活就労支援センター「ステップ」が相談を受け付けるほか、石狩管内当別町と後志管内喜茂別町が移住の情報を提供する。宍戸さんは「生活の先の見通しが立たない避難者が多い。誰でも気軽に参加してもらい、一緒に問題を考えてほしい」と話す。問い合わせは宍戸さん(電)090・9422・5623へ。
「避難者を取り巻く環境の今と未来を一緒に考えてほしい」 と呼び掛ける宍戸さん |
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