http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201510/20151003_11055.html
始動式で実施した柿のデモ検査。基準値以下を示す緑のランプが点灯した |
白石市は、農産物の放射性物質を丸ごとの状態で連続して検査できる「非破壊式放射能測定器」の運用を市福岡長袋の直売所「小十郎の郷(さと)」で始めた。市内の農家が販売目的で持ち込んだタケノコや山菜、柿やリンゴといった果物を中心に検査で活用する。
測定器は全長7メートル。45個の検出器を並べたベルトコンベヤーに野菜や果物を流すと1分程度で測定できる。1時間の処理能力は最大118検体。放射性物質の種類ごと、検体内の放射能の分布状況も確認できる。東北大の石井慶造教授(放射線工学)らが開発し、千葉鉄工所(石巻市)が製造した。総事業費は約2000万円。
1日、現地であった始動式で風間康静市長は「農産物の安全性がさらに高まると期待する。検体を切り刻むことなく短い時間で測定でき、生産者の利点も大きい」と話した。
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