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被爆医師・肥田舜太郎氏の活動を描くドキュメンタリー映画で、2012年に日本公開された『核の傷:肥田舜太郎医師と内部被曝』の続編となる作品『ヒロシマ、そしてフクシマ』が、太秦の配給により3月12日(土)から渋谷ユーロスペースにて2週間限定公開されることが発表された。
肥田舜太郎医師は現在99歳(本作撮影時は96歳)。1945年8月6日の広島での原爆投下で自身が被爆しながらも被爆者の治療にあたった。そこで、爆撃を直接身に受けなかった人々が後になって突然発病し、被爆者と同じ症状を示して死んで行くという出来事を目の当たりにして以来、内部被曝の脅威を世界に向けて訴え、日米両政府が被爆者の実態を隠蔽していることを批判し続けている。
2006年に『核の傷』を発表したフランスのマルク・プティジャン監督は、福島第一原発事故の被災者が暮らす町や沖縄に赴いて内部被曝の危険性を説き、原子力産業にノーを突きつける肥田医師を撮影するために2012年に来日した。2013年、翻訳料や編集費などのためのクラウドファンディングがMotionGalleryにて行われ、3,576,600円の支援を獲得し、2015年に完成。そして、東日本大震災の発生から5年となるこの3月、日本公開が決定した。
(写真:『ヒロシマ、そしてフクシマ』より © MIRAGE ILLIMITE / HISTOIRE 2015) |
映画『ヒロシマ、そしてフクシマ』
3月12日(土)より、ユーロスペースにて2週間限定公開
監督・撮影・編集:マルク・プティジャン
プロデューサー:山本顕一
出演:肥田舜太郎 野原千代 三田 茂 他
挿入動画:ロマン・ルノー
音楽:リーズ・ノラ
音声:百々保之
通訳:人見有羽子
翻訳:岩貞佐和/制作プロダクション:ミラージュ・イリミテ
製作:ドミニク・ベロワール マルク・プティジャン
国際配給:Docandfilms
原題:De Hiroshima a Fukushima--- Le combat du docteur Hida
日本語ナレーション:水津聡
日本語字幕:山本顕一
2015年/日本・フランス/HD/80分
配給・宣伝:太秦
© MIRAGE ILLIMITE / HISTOIRE 2015
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