http://www.sankei.com/affairs/news/160127/afr1601270009-n1.html
東京電力福島第1原発事故で汚染された福島県内の森林の放射性物質を取り除き、その再生を加速させるため、政府が関係閣僚による特別チームを月内に立ち上げることが26日、分かった。復興相と農林水産相、環境相がメンバーとなり、東日本大震災から5年目となる3月11日までに対策案を示す。
復興庁に「福島の森林・林業の再生のための関係省庁プロジェクトチーム」を新設。3月上旬までに県や市町村、住民の理解を得た上で、森林、林業再生に向けた具体策を公表する。副大臣の出席も認め、除染を通じた森林の再生策を早急に取りまとめる。
特別チームでは、(1)除染範囲の見直し(2)住民が日常的に出入りする里山などのモニタリング、除染の実施(3)山奥の森林再生に向けた間伐・除染の一体的な実施(4)森林の放射線量の低減のための調査研究(5)木質バイオマスを利用した林業の再生-などが議論の対象になる見通しだ。
森林除染をめぐっては、環境省が昨年末、生活圏から20メートル以内と日常的に人が出入りする場所に限るとの方針を示していたが、県側は住民の不安解消と、林業再生の観点から森林全体の除染を求めていた。
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