2016/01/25

新潟/避難者ら交流 近況や悩み語り合う 柏崎 福島の避難者集う

2016年1月25日 新潟日報
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/national/20160125230871.html

東日本大震災による東京電力福島第1原発事故で福島県から上中越地区に避難している人たちの交流会が24日、柏崎市の旅館で開かれた。被災地の現状について報告を受けた後、避難者同士で近況や悩みを語り合った。

本県などでつくる「東日本大震災復興支援協議会」が主催した。避難指示区域内の36人、区域外の16人の計52人が参加。福島県の職員らも駆け付けた。

会では、福島県の職員が除染の状況などを報告。避難者からは「借り上げ仮設住宅の無償提供期間の延長が1年ごとのため、生活設計がしにくい」「高齢者にも配慮し、復興公営住宅は病院の近くに作ってほしい」といった声が出た。

参加者は柏崎名物・鯛(たい)茶漬けを味わいながら親睦を深めた。浪江町から柏崎市に避難している溝川輝昭さん(72)は、大雪のため浪江町の職員が来られず、意見交換できなかったことを残念がりながらも、「他の避難者と食事や会話ができたのは良かった」と話していた。

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