2016/01/29

漁自粛、半径10キロに縮小提示 原発事故で福島県漁連

2016年1月29日 中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2016012701001174.html

福島県沖で放射性物質を取り込みにくい魚種や海域を絞って実施している試験操業をめぐり、福島県漁業協同組合連合会は27日、いわき市での組合長会議で、東京電力福島第1原発の半径20キロの海域としている現在の操業自粛区域を半径10キロに縮小する案を示した。

今後、地元各漁協での協議を踏まえ、来月開かれる組合長会議で縮小範囲の妥当性や、対象の魚種や漁法について議論し決定する。

昨年10月、第1原発の汚染水対策の一つで、汚染地下水が護岸から海に染み出るのを防ぐ「海側遮水壁」が完成し、自粛区域の海水の放射性物質濃度が低下傾向にあるという。

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