2016/01/16

原発事故調査委の崎山さん講演 岡山、低線量被ばくの影響解説

2016年01月16日 山陽新聞

東京電力福島第1原発事故の元国会事故調査委員会委員・崎山比早子さん(76)=千葉市=を招いた講演会(岡山弁護士会主催)が16日、岡山市内で開かれた。崎山さんは「低線量被ばくによる健康被害」と題し、放射線が人体に影響を与えるメカニズムを解説した。

低線量被ばくが人体に与える影響について話す崎山さん

崎山さんは、自然放射線のような少ない線量でも子どもががんになるリスクが高まったとする海外での調査結果を交えつつ、年齢が低いほど放射線に対する感受性が高いことを説明。100ミリシーベルト以下の低線量被ばくであっても決して軽視はできないと強調した。
放射線が与える健康被害については研究者の間でも意見が分かれ、情報を取捨選択することの重要性も指摘。「科学的知識に基づき、一人一人が判断力をつけるしかない」と訴えた。

市民ら約120人が聴いた。

0 件のコメント:

コメントを投稿