2016/03/14

茨城/福島の「今」を知る 茨城大で交流行事

2016年3月14日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201603/CK2016031402000166.html 

福島県から茨城県に避難している人たちを支援するグループ「ふうあいねっと」は十三日、東日本大震災五周年に合わせた催し「これからも寄り添い・つなぎ・伝え続ける」を水戸市の茨城大で開いた。参加者らが福島県や避難者の現状について認識を深めた。

昼の「食の交流会」では福島大(福島市)の学生が栽培したコシヒカリや、県内に自主避難している女性の手芸品の販売などがあった。

福島大から参加した学生は、経済経営学類二年の松元大(ひろ)輝さん(20)=福島県いわき市出身=と斉藤遼さん(20)=静岡県富士市出身。ゼミが設けている「おかわり農園」で育て、放射性物質の全量検査を実施したコシヒカリを、東京などの催しに参加して販売している。二人は「福島県産のコメが安全でおいしいことを知ってほしい」とアピールした。

コシヒカリの説明をする(左から)斉藤さんと松元さん=水戸市で 

午後の「震災トーク・カフェ」では、福島県生活協同組合の佐藤一夫専務理事が「東日本大震災・原発事故から五年 福島は今」と題して基調講演。同県双葉町出身の茨城大大学院生・小野田明さんが故郷を舞台に制作したドキュメンタリー映画「ある町」の上映会もあった。 (酒井健)

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