2016/03/17

山形のクマ肉出荷制限 全頭検査条件に解除



毎日新聞 2016年3月17日 
http://mainichi.jp/articles/20160318/k00/00m/040/059000c

国の原子力災害対策本部は17日、東京電力福島第1原発事故後に続いていた山形県のクマ肉の出荷制限について、放射性物質の全頭検査などを条件に解除した。クマ肉の出荷制限は山形のほか岩手、宮城、福島、群馬、新潟の各県にかかっていたが、解除は初めて。

全頭検査で放射性物質濃度が1キロ当たり100ベクレル以下の場合、出荷が可能となる。山形県は捕獲したクマの個体調査票を作成し、解体する食肉処理施設などと情報を共有して安全確保を目指す。同県小国町ではクマを狩る「マタギ文化」の伝統が残るが、2012年9月の出荷制限以降、地元の祭りなどでクマ汁の提供ができなくなっていた。【山中宏之】

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