http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/list/201611/CK2016112602000153.html
東京電力福島第一原発事故で放射性物質が放出されたことを受け、城里町は今年八月に子どもの甲状腺エコー検査の助成制度を開始、十月末までに百八十一人が検査を受けたことが分かった。このうち八人が念のために二次検査が必要と判定された。 (山下葉月)
東日本大震災から五年がたったのを機に助成を実施。対象は震災時に十八歳以下だった三千二十六人で、希望者を町内七カ所の医療機関で検査している。しこりの大きさなどから、軽い順にA1、A2、B、Cの四段階で判定する。
町によると、「異常なし」のA1は九十八人、「経過観察が必要」のA2は七十五人、「念のために二次検査が必要」のBは八人だった。
甲状腺に異常があるとされるCは該当者がなかった。
B判定の八人のうち五人が二次検査を受け、二人が異常なし、三人が経過観察とされた。
町の担当者は「検査をきっかけに、甲状腺について意識を持ち、正しく理解してほしい」と話している。
今月二十四日までに検査を希望したのは五百五十七人。検査は来年三月末まで実施する。
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