住民帰還意向横ばい 復興庁調査 双葉13.4% 浪江17.5%
2016年11月26日福島民報http://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/11/post_14463.html
復興庁は25日、東京電力福島第一原発事故で全住民が避難している双葉、浪江両町の住民意向調査結果を公表した。避難指示解除後の帰還意向は「戻りたい」が双葉町で13.4%(前年度調査比0.1ポイント増)、浪江町で17.5%(同0.3ポイント減)と前回調査とほぼ横ばいだった。一方、「戻らない」は双葉町で62.3%(同7.3ポイント増)、浪江町で52.6%(同4.6ポイント増)となり、いずれも増えた。
両町の帰還意向などに関する回答は「戻りたい」と答えた人のうち、帰還まで待てる年数について双葉町は「3年以内」が23.9%(同12.7ポイント増)、「5年以内」が22.0%(同4.9ポイント減)だった。浪江町は「すぐに戻りたい」が最多の30.7%で、「5年以内」が28.1%、「5年以上」が11.8%だった。浪江町は質問項目が変更になったため、前回と比較できない。
調査は復興庁と県、町が9月に実施した。双葉町は全3355世帯のうち1626世帯が回答した(回収率48.5%)。浪江町は全9087世帯のうち4867世帯が回答した(同53・6%)。
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161128_63003.html
復興庁は、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉、浪江両町の住民意向調査の結果を25日に公表した。避難指示が解除されても「戻らない」との回答が双葉町で62.3%となり、2015年12月の前回調査より7.3ポイント増えた。
17年3月の帰還開始を目指す浪江町でも「戻らない」が15年9月の前回に比べて4.6ポイント増の52.6%となり、帰還に消極的な意向の増加に歯止めがかかっていない。
「戻らない」理由(複数回答)は、双葉町では「家の劣化」が最も多く56.1%、「避難先で自宅を建築、購入」が55.6%だった。浪江町では「原発の安全性に不安」が51.5%、「医療環境に不安」が46.6%に上った。
「戻りたい」との回答は双葉町で前回調査比0.1ポイント増の13.4%、浪江町は0.3ポイント減の17.5%にとどまった。
「まだ判断がつかない」は双葉町が22.9%、浪江町が28.2%。このうち浪江町では、帰還の条件として66.9%が医療・介護施設の復旧、59.3%が商業施設などの整備を挙げた。
調査は、復興庁が県、両町と共同で今年9月に実施した。回答率は双葉町48.5%、浪江町53.6%。
調査は復興庁と県、町が9月に実施した。双葉町は全3355世帯のうち1626世帯が回答した(回収率48.5%)。浪江町は全9087世帯のうち4867世帯が回答した(同53・6%)。
<全町避難>「戻らない」双葉62%、浪江52%
2016年11月28日 河北新報http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201611/20161128_63003.html
復興庁は、東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉、浪江両町の住民意向調査の結果を25日に公表した。避難指示が解除されても「戻らない」との回答が双葉町で62.3%となり、2015年12月の前回調査より7.3ポイント増えた。
17年3月の帰還開始を目指す浪江町でも「戻らない」が15年9月の前回に比べて4.6ポイント増の52.6%となり、帰還に消極的な意向の増加に歯止めがかかっていない。
「戻らない」理由(複数回答)は、双葉町では「家の劣化」が最も多く56.1%、「避難先で自宅を建築、購入」が55.6%だった。浪江町では「原発の安全性に不安」が51.5%、「医療環境に不安」が46.6%に上った。
「戻りたい」との回答は双葉町で前回調査比0.1ポイント増の13.4%、浪江町は0.3ポイント減の17.5%にとどまった。
「まだ判断がつかない」は双葉町が22.9%、浪江町が28.2%。このうち浪江町では、帰還の条件として66.9%が医療・介護施設の復旧、59.3%が商業施設などの整備を挙げた。
調査は、復興庁が県、両町と共同で今年9月に実施した。回答率は双葉町48.5%、浪江町53.6%。
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