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東日本大震災に伴う福島第1原発事故で拡散された放射性物質による健康影響を調べるため、5年前から、東北と鹿児島の住民の検診を独自に続けている医師が霧島市にいる。清水内科院長の横山富美子さん(69)だ。横山さんは甲状腺被ばくの実態解明に役立てようと、鹿児島県内の5~25歳に、検診参加を呼び掛けている。
大震災後の2011年夏、横山さんは東北地方で無料検診を開始。その後、約3年間は月1回程度現地に通った。さらに調査データを積み上げ比較できるよう、福島県の地元紙や南日本新聞などに広告も出し、検診への参加を呼び掛けてきた。
調査では、東北と鹿児島の検診結果を、年齢別と居住地の原発からの距離別に分けて比較検証。昨年11月には、東日本大震災の発生日から名付けたNPO法人「11311疫学調査団」も設立した。
県内で、5~25歳の協力者を募集するのは、福島県が行う子どもの甲状腺調査との比較に力を入れるため。受け付けは、清水内科=0995(47)7173=か、ますみクリニック(鹿児島市)=099(282)1586。事故後継続的に県内に住み、年内に検診を受けられることが条件。
調査協力者に配布している検査歴手帳を広げる横山富美子医師 =霧島市国分の清水内科 |
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