2016/11/29

福島からの自主避難者の方のための「みんなの実家」の維持に力をかしてください

未だ福島県からの『母子避難』が多い山形県。 誰かに悩みを聞いてもらいたいけど、避難者特有の話題を同じ立場で話せる人がいない…そんなお母さんたちが集まってホッとできる場所の維持に力を貸してください。


クラウドファウンディングのページ
https://camp-fire.jp/projects/view/13136

やまがた絆の架け橋のHP
http://kakehasi.jpn.org/

さて、本日はやまがた絆の架け橋ネットワークの代表としてのお願いです。
今年度福島の避難者交流拠点「福島こころの公民館fucco(ふっこ)」を開設しました。

今のところ見込んでいた人数よりも多くの方に利用して頂いており、すでに来年度以降の運営も継続して欲しいという要望が上がってきてます。また、これまで避難者として登録されておらず何の支援も受けてこられなかった方を数組発見したり、役所と話しをすると頭にくるのでここでしか情報収集と相談しないというお父さんがいたり、福島県の訪問調査でなかなかコンタクトが取れなかった方と面談のセッティングに繋げたりと、今までなかなか見えなかった部分の支援が出来るようになり、こういう拠点は是非とも必要なんだと改めて思った次第です。

また、通常の住居用の部屋を借りているので、週末は1~2家族専用の保養宿泊所としても使用できます。こちらは備品や管理の問題をクリア出来て無くてそこまで出来ていないのが実情です。来年度の課題として考えてます。

しかし、今年度は復興庁の心の復興事業の助成を受けたのですが、この助成金は事業終了後一括清算なので、運営が非常に厳しいです。また、公的な助成金にはもちろんチャレンジするつもりですが、ギリギリあるいは来年度になってみないと資金を得られるかわかりません。

そこで、クラウドファウンディングに挑戦してみることになりました。
とりあえず家賃と水道光熱費だけ何とかなれば、箱だけでも継続させる事が出来ます。
そして少しでも早いタイミングで継続が決まれば避難者皆さんも安心してくれると思った次第です。

是非皆さん、この情報を拡散して頂き、色んな方へ広めて頂けると幸いです。
色んな方に情報拡散のお願いをして頂ければ本当に助かります。何とぞよろしくお願い致します。


クラウドファウンディングのページ
https://camp-fire.jp/projects/view/13136

やまがた絆の架け橋のHP
http://kakehasi.jpn.org/

特定非営利活動法人やまがた絆の架け橋ネットワーク
代表理事 早坂 信一



▼自主避難者を知ってください~
自主避難者に支払われた賠償金はごく僅か

避難者=『賠償金たくさん貰っているんでしょ』というイメージが強い方もいらっしゃると思いますが、実際は、自主避難者に支払われた賠償金は

>子どもおよび妊婦40 万円、大人8万円

以上です。月額ではなく、たった1度きりです。

自主避難者の方は、貯金を切り崩したりしながら避難生活を続けています。


▶そんな中で避難生活を選択した理由

▶日本の線量限度(移住義務)は、チェルノブイリの4倍。

(日本:年間20mSv、チェルノブイリ原発周辺 5mSv

▶除染しても除染しても流れてくる放射能

政府は昨年12月、住宅などの生活圏から約20メートル以上離れた森林は土壌流出の危険があるとして、原則除染は行わない方針を決定しました。

事故当時、森林・葉っぱに降り積もった放射能は雪解け水や雨により流れ、住宅地へと流れ堆積していきます。

被災者の声:Aさん
「除染直後は(放射線量の)数値が下がるが、1~2週間で元に戻ってしまう。もう何回も何回も除染している。行政が行った除染の他に自費でも100万円以上かけて除染したが、結局効果がなかった」

被災者の声:Bさん
「除染したものの『コンクリートやアスファルトに染み込んでいて、もうこれ以上どうしようもない』と業者の方に謝られてしまった。いっそ逆に、あと0.01μSv/h高ければ(除染後に計測)、特定避難勧奨地点になって補償等も受けられたのだけど…」

行政は除染後の線量を基準として居住可能かどうかの判断をしました。そのため実際には線量限度以上になってしまっている箇所は現在でも存在しているのです。
▼本当は福島に帰りたい… でも

山形の自主避難者の方の多くは「福島に帰る前提」で避難してきています。
放射能が落ち着くまでは子どもを安全なところに…と。

もうそろそろ戻っても大丈夫なんじゃないか…でも本当に子どもへ影響は大丈夫か…

子どもの健康は誰も保障してくれません。

実際に福島県内では172人が『小児甲状腺がん及び疑い』と診断(2016年3月末時点)され、その原因も解明されていない現在、帰ってからもし子どもに被害が出てしまった時に、
「お母さん、なんで避難を続けなかったの?」と言われたら…
誰にもわからない疑問を自問自答しながら、日々悩み揺れています。

避難生活を続ける理由。それは誰でもなく「わが子のため」に。

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