2015年04月21日 河北新報
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201504/20150421_12018.html
丸森町耕野地区で20日、特産のタケノコの出荷が始まった。タケノコの全量検査を行う地区内の放射性物質濃度測定所で記念式典が催され、関係者約50人が出荷開始を祝った。
耕野地区では昨年、東京電力福島第1原発事故に伴う国の出荷制限が解除され、3年ぶりに出荷を再開した。式典で耕野たけのこ生産組合の谷津寿彦組合長は「昨年は3万本、約30トンを出荷できた。ことしも安心して消費者の方々に食べてもらえるよう品質管理に万全を期す」とあいさつした。
同組合はベルトコンベヤー式放射線量測定器で出荷前の全量検査を実施。国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)より厳しい1キログラム当たり65ベクレル以下のタケノコのみを出荷する。初日は約80本が直売所などに出荷された。
5月上旬から中旬が最盛期で、5月2日と6日は耕野まちづくりセンターで「たけのこ祭」が行われる。
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