2015年4月11日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/chiba/20150411/CK2015041102000143.html
森田健作知事が昨年十月に台湾で実施したトップセールスで、県産の農林水産物の輸入規制解除を要請してきたことを受け、台湾の立法院(国会に相当)の王金平院長ら立法院委員や台湾のマスコミなど計約五十人が来県し、農産物の放射性物質検査施設などを視察した。
王氏らは、千葉市緑区の県農林総合研究センターで、精密検査機器による県産ネギの放射性物質を調べる様子を見学。県職員が、ことし三月下旬までに野菜やコメなど農作物約四千五百検体の検査を実施し、二〇一二年十二月以降、基準値を超えた品目はないことなどを説明した。
森田知事は「風評被害に本当に困っている。国の厳しいガイドラインに沿ってしっかりとやっている」と強調。王氏は「今回の視察で見た実情を踏まえ、台湾に帰ったら行政当局に報告、相談したい。視察はこれから輸入規制を緩和するかどうか大きな判断基準となる」と話した。
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