2015年4月17日 東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/20150417/CK2015041702000122.html
統一地方選後半戦(十九日告示、二十六日投票)に区長選と区議選のある江戸川区で、子育てをする父母グループが、現職区議へのアンケートや、委員会での発言率をホームページに公開し、「自分たちが住む区の未来は自分たちで決めよう」と投票を呼び掛けている。
東京電力福島第一原発事故後の放射能汚染対策や、区立幼稚園廃園の反対などを区に訴える活動を通じて知り合った「えどりば☆みらい倶楽部(くらぶ)」。主婦や会社員ら六人のメンバーが、メーリングリストを通じて投票率を高めるためのアイデアを出し合っている。
現職区議へのアンケートは「見直すべき区の事業」「学力低下の対応策」など区の課題を問うものから、「今まで一番うれしかったこと」といった素顔に迫るものまで八問。さらに、過去四年間の委員会の議事録から、各議員の発言時間が占める割合や、欠席・遅刻の回数を割り出し、一覧表にした。
また、投票所で係員に申し出るともらえる「投票済証」を提示すれば、割引や飲み物のサービスが受けられる「選挙割」も企画。協力店をホームページに掲載する。
メンバーの一人で主婦の本谷美枝さん(46)は「3・11が起きるまでは、投票に行ったことがなかった」と打ち明ける。しかし、給食食材の放射性物質検査や学校の防災対策の充実を訴えようと区議に働き掛けるうち、親身に聞いてくれる人と冷たい対応の人がいることに気付いた。陳情を提出し、傍聴した委員会でも、積極的に発言する人がいる一方で、全く発言しない人もいたという。
区議選の投票率は、一九九五年に五割を切り、二〇一一年は43・51%と過去三番目に低かった。「選挙でしっかり選ばなければ」。これまで自分が投票に行かなくても誰かがやってくれると思い込んでいた政治に関心が向いた。自身の経験から「『投票に行こうにも候補者の違いがわからない』という人のお手伝いができれば」と話している。ホームページは=www.edoriva-mirai.com/
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