2015/04/25

東京/高放射線量の公園からラジウム含む?土の塊


高放射線量の公園からラジウム含む?土の塊 東京・豊島
2015年4月24日22時10分 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASH4S6DVRH4SUTIL061.html


東京都豊島区の公園で1時間あたり480マイクロシーベルトという高い放射線量が測定された問題で、区は24日、最大値を記録した地表付近を掘り、円盤状の土の塊を見つけた。区は放射性物質ラジウムが含まれるとみて詳しく検査する。

区によると、掘り起こしたのは「池袋本町電車の見える公園」の大型遊具の下の表土。地表近くから塊(直径20センチ、厚さ10センチ)が出てきた。日本アイソトープ協会が測定すると、同500マイクロシーベルトを記録した。40時間いれば、国が避難の目安とする年間20ミリシーベルトに達する。

放射線の種類を検査すると、ラジウムが塊の中にある可能性がわかった。ラジウムはかつて、がん治療で患部にあてたり、蛍光塗料に使われたりしていた。

塊を取り除くと、掘った穴の放射線量は0・06マイクロシーベルトまで下がった。協会が今後、塊を詳しく調べて放射性物質の種類を特定する。

公園は2013年3月の開園前、都の清掃車の待機場だった。園内は23日から立ち入り禁止になっている。区は25日朝から園内の放射線量を再調査し、開放するかどうかを検討する。


東京都豊島区の公園で見つかった塊。
1時間あたり500マイクロシーベルトの放射線量を測定した
=豊島区提供


東京都豊島区の公園で見つかった塊。
1時間あたり500マイクロシーベルトの放射線量を測定した
=豊島区提供








































公園で高い放射線量 問い合わせ相次ぐ
4月24日 18時57分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150424/k10010059481000.html

公園で高い放射線量 問い合わせ相次ぐ
東京・豊島区の公園から1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されたことを受けて、区の保健所には健康相談を受け付ける窓口が24日から設けられ、不安を感じる子どもの母親などから問い合わせが相次ぎました。

豊島区にある「池袋本町電車の見える公園」では、23日、滑り台などが組み合わされた子ども向けの遊具のそばの地表から1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されました。

区は23日から公園への立ち入りを禁止していて、警備員が24時間態勢で警戒に当たっています。子どもと一緒によく公園を訪れているという30代の女性は「話を聞いてとても驚きました。子どもが遊具を好きでよく遊んでいたので、健康への影響が心配です」と話していました。

一方、区は24日朝から、池袋保健所に健康相談を受け付ける窓口を設けました。窓口には、子どもの母親や妊娠中の女性などから「子どもをよく公園で遊ばせていたが健康への影響はどうなのか」や「検出された放射線について詳しい情報を知りたい」などといった問い合わせが相次いでいて、午後5時までに173件に上っているということです。

池袋保健所健康推進課の尾本由美子課長は「放射線量の数値が高い場所は極めて限定的で、普通に公園で遊んでいるケースでは大きな影響はないと考えられます。不安を払拭(ふっしょく)できるよう丁寧に対応していきたいです」と話していました。

相談窓口は24日は午後7時まで設けられ、25日と26日の土日も午前8時半から午後7時まで相談を受け付けます。電話番号は03-3987-4174です。



公園で放射線、窓口に相談220件…子に影響は
2015年04月25日 12時01分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/20150425-OYT1T50032.html
 
東京都豊島区池袋本町の「池袋本町電車の見える公園」の遊具付近で高い放射線量が測定されたことを受け、区が設置した相談窓口には24日、約220件の相談や問い合わせが寄せられた。

区によると、公園を利用している保護者たちから「子供を遊ばせているが、影響はないか」といった内容が多かった。放射線による健康被害が疑われるものはなかったという。

区は、測定地点の土の中に放射性物質が含まれているとみて、専門機関に調査を依頼。24日に土を取り除き、ドラム缶に入れて運び出した。その後、毎時480マイクロ・シーベルトだった地表の放射線量は毎時0・06マイクロ・シーベルトに低減した。

区は25、26日も池袋保健所(03・3987・4174)で相談を受け付ける。両日とも午前8時半~午後7時。また、区内の保育園や幼稚園など子供が長時間滞在する施設で、放射線量を測る方針だ。



東京・池袋の高放射線量検出:
高線量の土の塊回収 滑り台付近、原因物質か
2015年04月25日 毎日新聞 東京朝刊
http://mainichi.jp/shimen/news/m20150425ddm041040098000c.html


東京都豊島区池袋本町4の区立「池袋本町電車の見える公園」で地表から最高毎時480マイクロシーベルトの高い放射線量が検出された問題で、区は24日、付近を試掘して高線量の土の塊を回収した。塊を取り除いた後の地表の放射線量は、周囲と同じレベルの最大0・06マイクロシーベルトまで下がった。区は塊の中に原因物質が入っているとみて調べる一方、25日に公園全体の線量を再調査し、国の除染基準値(0・23マイクロシーベルト)を下回れば元通り開放する。

区によると、滑り台付近の直径約30センチ、深さ約10センチの土を掘って塊を回収した。塊の表面の線量は最大500マイクロシーベルトあり、密閉容器に入れて日本アイソトープ協会(東京都文京区)の保管庫へ運んだ。原因物質はラジウムとみられるという。

放射性物質のラジウムは、2011年にも世田谷区の民家の床下やスーパーの敷地、目黒区のビルなどで相次いで見つかった。同協会によると、ラジウムは天然物質で、以前はがん治療用の針や夜光塗料などにも使われていた。

区によると、公園は以前は都清掃局のごみ収集車の車庫だったが、ごみ処理事業の移管で08年に更地になり、11年に区が土地を取得した。その際に化学物質や鉛の土壌検査をしたが、土の入れ替えなどはしていないという





公園高線量 土除去除染基準下回る 
豊島区内330施設調査へ
 
2015年4月25日 朝刊 東京新聞
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015042502000131.html

 
東京都豊島区の「池袋本町電車の見える公園」(池袋本町四)内の地表で、毎時四八〇マイクロシーベルトの高い放射線量を測定した問題で、区は二十四日、公園の一部の土を取り除いたところ、地表の放射線量が国の除染基準を下回る同〇・〇六マイクロシーベルトに下がったと発表した。取り除いた土は外部機関で分析する。区は公園内の他の場所の線量を引き続き調べるとともに、区内の全ての学校や公園で放射線の一斉点検をすることを決めた。
 
区によると、二十四日午後三時すぎ、調査を依頼した日本アイソトープ協会の職員が作業手順の確認のため、高い放射線量を測定した土壌の周辺を直径三十センチ、深さ十センチ程度掘ったところ、周辺の値が急降下した。掘った土を計測したところ、ラジウムとみられる放射性物質が含まれており、協会職員が密閉容器に入れて持ち帰った。
 
区は引き続き公園を立ち入り禁止にし、二十五日朝から放射線量が高い場所が他にないかを調べる。
 
また、小中学校や公園など子どもが日常的に集まる区内全ての施設約三百三十カ所を対象に、業者に委託して高濃度の放射性物質の有無を調べることを決めた。区は二〇一二年、東京電力福島第一原発事故を受けて学校敷地内の側溝などを一斉調査しているが、区民から再調査の要望が多く寄せられたためという。
 
区が開設した相談窓口=電03(3987)4174=には、二十四日中に二百二十件を超す相談が寄せられた。多くが子どもの健康を心配する保護者からで、区の担当者は「高い線量が測定されたのは非常に狭い範囲なので、長時間その場所にとどまっていない限りは、健康に影響があるレベルではない」と回答したという。
 
ラジウムは天然に存在する放射性物質。その一つ、ラジウム226は戦前、夜光塗料やがん治療など医療用として使われていた。人体への有害性が明らかになり、一九五八年、所有や利用に許可や届け出が必要になった。一一年十月、世田谷区の民家の床下からラジウム226が入った数十本のビンが見つかった。

高い放射線量を測定した土壌を取り除く日本アイソトープ協会の職員















東京・豊島区 子ども利用 全施設の放射線量検査へ
2015年4月25日 7時31分 NHKニュース

東京・豊島区 子ども利用 全施設の放射線量検査へ
東京・豊島区の公園で1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出され、子どもを持つ母親などから不安の声が寄せられたことから、区は、区内にある公園や小中学校など日常的に子どもが利用するすべての施設を対象に、放射線量の検査を行うことを決めました。

豊島区にある「池袋本町電車の見える公園」では、地表の1か所から1時間当たり最大で480マイクロシーベルトという高い放射線量が検出されたため、区は公園への立ち入りを禁止しています。

これを受けて区が設けた健康相談を受け付ける窓口には、子どもを持つ母親などから子どもの健康への不安を訴える声などが、24日1日で220件寄せられたということです。
このため区は、区内にある公園や小中学校、それに幼稚園や保育所など、日常的に子どもが利用するおよそ330のすべての施設を対象に、放射線量の検査を行うことを決めました。

検査は土で覆われた場所を中心に行うということで、今後、詳しい日程などを検討していくことにしています。

一方、この公園では、24日に高い放射線を出していた塊を採取した結果、放射線量は1時間当たり最大で0.06マイクロシーベルトまで下がりました。

区は25日、公園全体の放射線量の測定を行い、安全が確認されれば立ち入り禁止の措置を解除することにしています。









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