2015年4月21日 福島放送
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竹下亘復興相は東京電力福島第一原発事故に伴い設定された帰還困難区域の除染について、住民が帰還を希望している地域は、必要に応じて除染を実施する考えを示した。
20日、復興庁で行われた自民党双葉郡総支部などの要望に答えた。
竹下氏は「住民に帰還意向があるところは、地元と徹底的に話し合い、必要なところは(除染を)やっていく」と明言した。既に除染を実施している道路などは「(自然減衰などで)線量が下がっていく過程をよく見ながら(除染を)やっていかなければならない」と述べた。
要望後、同総支部長の吉田栄光県議は報道陣の取材に応じ「帰還困難区域については、住民の要望や、町の復興計画に基づいて国が除染するということだった」と述べた。
要望には、同総支部浪江町支部幹事長の佐々木恵寿浪江町議会副議長と顧問の三瓶宝次同町議が立ち会った。
政府は平成25年12月の原発事故からの復興指針で、帰還困難区域の除染については、住民の帰還意向などを踏まえ、地元とともに検討を深めていくとしている。
竹下氏は3月、帰還困難区域の除染について「全てやるのは現実的な対応ではない」とする見解を示していた。
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