2015年4月18日 北海道新聞
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/science/science/1-0124852.html
1950~60年代に世界各地で集中的に実施された大気圏核実験によって森林に降下した放射性物質セシウム137は河川や海などへはほとんど流出せず、50年以上、森林の土壌内部にとどまっているとする研究結果を東京大の三浦覚特任准教授がまとめ、18日までにウィーンの学会で発表した。
セシウム137の半減期は約30年で、東京電力福島第1原発事故でも広範囲に飛散。日本の森林は急斜面が多く、雨量も多いため土壌とともに流れ出ることが懸念されるが、三浦氏は「適切に森林が管理されれば、セシウムの森林外への流出は起こりにくいとみられる」と話している。
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